建設機械・建設重機をエンジン停止で盗難から守る ストッパブル

一括りに建設機械と言われがちですが、実際には用途に合わせた様々な機械があります。
世界で最も多用されているアームが特徴的な掘削機械「ショベルカー」「バックホー」「ユンボ」、現場の整地や押土をおこなう「ブルドーザ」、土砂や骨材の積み込みや除雪作業にも使用される「ホイールローダ」、土砂や資材運搬などで汎用的に使用される「ダンプトラック」「ダンプカー」「ユニック」など、現場によって様々な建設機械が活躍しています。

そのような建設機械（重機）は大きく目立つため盗難に向いているとはいえず、本来なら避けられるべき存在のように思われています。
それでも狙われるのは転売益の高い魅力的な存在で、1台で数百万から数千万という高額で転売されるケースが多く、ほとんどが屋外で保管されていることから、窃盗団から見ると下見や物色しやすく、防ぐ側からは無防備に近い状態が盗難に繋がる理由です。

盗まれる手口として、合鍵の作製による犯行が挙げられます。屋外保管されている機械の場合、人気のない時間に侵入して鍵穴を調べて合鍵を作製し、エンジンを掛けられて持ち去られてしまいます。ユニックやダンプカーなどはエンジンさえ始動できれば、そのまま走り去ることができますし重量級の機械も運搬車両の荷台まで動かせれば持ち去ることができますので油断はできません。

また、建設機械を保管している資材置き場などは夜間は無人であったり、郊外などの人気の少ない場所がターゲットにされやすい傾向にあります。切断が困難なチェーンロックで施錠、道路に繋がる部分に障害物を設置、タイヤロックやアウトリガーで固定した車両で出入口を塞ぐなども盗難防止対策となります。

いずれの手口も「トラックのエンジンを掛けて持ち去る」という状況が多く報告されていることから、エンジンが掛かってしまう状態のリスクが考えられます。